2008-04-03(Thu)

言刃

柵に囲まれた空き地の中で
縄で縛られた囚人たちが苦悶の声をあげ続けていた。
ぼくも、そんな囚人の一人だった。

柵の向こうで、母と祖母が和やかに談笑している。
ぼくは声を上げて二人に助けを求めたが
二人とも、こちらの様子には気付かない。

母も祖母も、普段は煩わしいほどつきまとう人達なのに
肝心な時に救いの手を差し伸べてくれないなんて。
ぼくは、ひどく落胆した。

目の前にはがっしりと背が高く
柔道着と思しき衣服を着た長髪の青年がいた。

青年は、巨大な刀を取り出してこう言った。

この刀は「言刃(ことば)」という。
お前は言葉で多くの人間を傷つけてきた。
だから、私が言刃でお前を切り刻んでやろう。

言い終わると、青年は大きく刀を振りかぶった。

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小学生か中学生の時に見た夢。
言葉を「言刃」という凶器になぞらえる感性は、けっこう普遍的なものだと思う。

それにしても、何て病んだ子供だったのだろう。


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Comment

またお邪魔させてもらってます

確かに言葉は使い方によっては両刃の剣ですよね。
言霊という言葉もあるし。
一度口にした言葉は取り消すことができないのが厄介ですね。

>それにしても、何て病んだ子供だったのだろう。

いへいへ、感受性が強いだけで普通の子供では?(^^)

言霊

書いた文章であれば、周囲の単語や文章の内容によって、同じ単語であっても全く違うニュアンスになるような気がします。
やっぱり言葉には魂が宿ってるんでしょうね。

感受性は結構強かったと思います。
この手の悪夢はけっこう沢山見てるので、機会を見てUPしていこうと思います。

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すまんな、男だ。

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